※このブログの写真はすべて、クリックすると拡大表示いたします。
朝方雪が降ったようで、京都市内の日陰にはまだ少し雪が残ってるし

HONNAMI_KOETSU-8

今は今で雪がちらほら冷たい風に舞っている、そんな日和であります。

HONNAMI_KOETSU-7

そういえば「商売繁盛笹持って来い!」はえべっさんですけど、ここで言う「笹」は普通の笹ではなくて「竹」のことやといいまんなぁ。

HONNAMI_KOETSU-6

竹の生命力つか繁殖力は旺盛で、ほおっておくとワテんとこの町内にある公園内の山も竹藪に変わってしまうと、山の世話をする老人会の方がゆーてはりましたわ。

HONNAMI_KOETSU-5


そんな竹の生命力と美しさに着目したんだっしゃろか。江戸時代初期(家康の頃)の芸術家本阿弥 光悦(ほんあみ こうえつ)はんは、こんな垣(光悦垣・臥牛(ねうし)垣)をこさえはりましたで。

HONNAMI_KOETSU-3

実は、青々とした光悦垣を見たのはこれが初めて。寒い中ここ鷹峯(たかがみね)まで来た甲斐有り!
ほやけどさすがは江戸初期のミケランジェロ、天才芸術家の光悦はんだすなぁ。ただ垣にするのなら冒頭の二枚の写真のように縦横組んで同じ高さに揃えりゃ楽ちゅうもんですわ。

HONNAMI_KOETSU-4

見とくなはれ、5枚目のゲートのようなところから徐々に高さを下げ、↓最後は地面に鉄板で押さえつけられるようにスロープが終わる。

HONNAMI_KOETSU-2

なんと言ぅか、力強さも優美さも、それにガンと空間を仕切る厳格さも持ち合わせた立派な垣でおまへんやろか。

HONNAMI_KOETSU-1

いやぁ素晴らしおますなぁ。今なら青い光悦垣見れまっせ。鷹峯の光悦寺へお越しやす。

PHOTO:SONY αNEX-5N + SIGMA EX DN E 1:2.8 19mm,30mm / TAMRON 90mm MACRO SP Di