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さて、大化の改新ゆかりの地、多武峰(とうのみね)の談山神社(たんざんじんじゃ)を後にして、神社裏手の峠を一気に石舞台へ向け駆け下る。よく考えたら前篇がないが、それは後で考えよう。

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↑談山神社の比叡神社あたり
時刻は午後3時前、峰の西側からはしきりとゴロゴロという低い音が響いて気持ちが悪い。こりゃ降られるな。

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飛鳥石舞台古墳への道は急峻な峰を下る4kmの遊歩道。この道は5,6回目になるが最初の一回は30年前、自転車を担いで下ったっけ。

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空は暗くなり多武峰は黒い雲に覆われる。バラバラと雨が降り始めたので山中の神社で一休み。明日香村の気都和既
(けつわき)神社。

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ここいらは「もうこんの森」と呼ばれて。少し頭皮マッサージをしてみたが「毛根」という意味ではなかった。中臣鎌足が討った蘇我入鹿の生首が鎌足を追いかけたらしいが、「ここまでくりゃもうこんでしょ」というダジャレ落ち的由緒ある森なのだ。

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↑そうそう、本殿を全くとっていないけど、本殿よりこっちの座の方が味わいがあるし・・・何より雨が降っているので思うように撮影できない。ところで↓名産のカキはまだ小さい。幹をグネグネにするのは生産性のためだろうか。

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↓雨上がりの天武・持統天皇陵。公認の皇系古墳はこの画一的な様式でびちっと囲われているが味気ない。皇系と言われていても非公認であったり、他の被征服系領主であったりすると平気で登れたり柿木畑になっていたりする。亡くなっても地上では平等なんかではないのだ。

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ええと、石舞台の手前でザンザン降り。石舞台の休憩所で30分ほど雷雨を避けるがちっとも涼しくならず、熱を十分蓄えた路面はさっきから湯気を発し続けている。まだパラパラ雨降るサウナのような石舞台の公園を抜け3キロ半先の飛鳥駅へ向かう。

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↑いつもの亀石。行きがけ、いや帰りがけの駄賃に撮影。水を飲んでいる亀石には初めてお目にかかった。

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雨雲レーダアプリによれば、この日の雷雨は多武峰当方から湧き出し、石舞台で追い越して、西方大和高田方面へ移動したようだ。ちっとも涼しくならないけど炎天下は避けられた。クズ
の葉っぱ越しに明日香村。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8