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花や虫に近接してでっかくとることをマクロ撮影といい、デジカメではチューリップマークのアレですよ。マクロって言葉は「でっかく」って意味ですね。

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マクロ撮影はあまりなじみのない世界がでっかく映るので面白いのと同時に、ピントの合う範囲がめちゃ狭いので、バックがとろけるようにぼやけてきれいなんですよね。

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でも逆に言うと、ピントの合う範囲がめちゃ狭いために、被写体が風で揺らぐ、あるいは自分がたった数mm動いただけでピントが外れるんです。

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なのでちゃんとマクロ撮影する人は三脚が必須らしいのです。けどなんちゃってマクロにはそげなものはひつようありません。まあ、ピントなんぞそこそこあってればいいじゃないっすか。

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ほいでもね、プロのマクロ師と言われる人なんざ、カメラ技術や機材だけじゃなくて被写体のことよく知ってるよね。そりゃ被写体に感動を覚えなきゃシャッター押す動機もないけど。その世界が好きなんですね。

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ところで、こうお気楽に撮っても歳のせいか体が揺れてピンボケも結構量産。最近は上下左右ブレだけじゃなく前後やローリングブレまで対処できる手ぶれ補正が出てきてるけど、もうじき老人ブレ防止機構付カメラなんぞでるんじゃないかと期待しています。

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↑あ~あ、虫さんがぼけちゃったよ。合わないねー。でもいいか。彼はこんな真っ黄色な世界で生きてるんだね。この景色なかなか無いよ、人間界にゃ。

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↑これ実はニラなんですよね。撮影して初めて気づいたけど、もうニラニラーッとした香りでいっぱいです。何故か、おお生きてるんだ!って感じがしてうれしかったです。

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写真って「真を写す」って誰が考えたのか凄い言葉だと思うんですよね。データとして忠実に物理的にありのままに記録できるということが「真」ではないですからね。

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人間は面白いもので、本来見えてるはずものが見えなかったり、見えないものが見えてたりしますね。そういう心に浮かんだ映像で感動しておる訳です。いや感動が記憶像をつくっておるのか。

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こりゃなかなか難しい。伝わらん。テレビドラマで「カメラマンじゃなくてフォトグラファーよっ!」ってセリフがあったけど、そのフォトグラファー目指してあと四半世紀ぐらいは頑張ってみるかなぁ。

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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S