北風に追われせわしく空走る冬の雲に陰るせいか、モミジの色も少し褪せて見え、

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空を眺めると陽の光を透かしてモミジが最後の色を輝かせている。

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地上にはモノトーンの景色が広がり始め、

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艶やかなモミジと、ひっそりとたたずむ小さな庵の対比にも心がざわめく。

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心のざわめきに風のざわめき。あるとき静かな竹の群れも、あるとき風にざわぎ葉擦れの叫びを空から降らす。

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この時期を除き緑で地上を覆いつくす苔の庭。今は紅葉で紅く染まる寂しい宴。

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ひっそり寂しげな今亡き人たちの墓石。

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自然の移ろいに喜び悲しみ怯えて心揺らす。もしかしたら自然は鏡であり、自らの心を、あるいは命を映しているのかもしれない。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 +  Olympus M.ZUIKO DIGITAL 12mm,45mm , Panasonic Lice SUMMILUX 25mm,VARIO  G 20mm, 14mm