TAAさんは家ではノンアルコールビールしか飲まない。いつしか本アルコールを飲まない人になってしまったのですが・・・

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でも最近再び、部屋でゆっくりジャズでも聞きながらバーボンやウイスキーの香りを楽しみたいなぁ、なんぞと妄想することしきり。


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妄想ばっかしててもナンなんで、ウイスキーが生まれる場所に来てみたわけです。大阪市西区に開業した鳥井商店さんは明治32年に、葡萄酒の製造販売を始めた・・・そうなんですが、


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そして↑それから8年後の明治40年「赤玉ポートワイン」を発売したのです。幼いTAA少年がなめたことがあるお酒と言えば、養命酒かこのあま~い「赤玉ポートワイン」。その後しばらく「ワインは砂糖水のように甘いもの」と思い込んでしまったのです。


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↑そして大学では一升瓶400円の闇(たぶん)ワインを寮食堂の冷蔵庫で何本も冷やしてコンパ。甘くはないけどジュースの様で、強烈に悪酔い。そして↑ゼミの連中や先生たちとは、甘くもフルーティーでもないお酒を飲むようになったのです。ああ、それがウイスキーとの出会い。


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さて、ダルマことサントリー「オールド」のラベルにある「KOTOBBUKIYA」というのは、鳥居商店が大正10年にとった商号で「株式会社寿屋」。ちなみに寿酒造というと違う酒造メーカーが検索されます。


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ちなみに、わが国初のウイスキー「サントリーウイスキー白札」(ホワイト)が昭和4年、角が昭和12年、オールドは昭和25年の登場らしいです。


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ちなみに大正8年(1919年)に「トリスウヰスキー」(初代)を発売。これがウイスキー1番なのですけど、現代の基準ではウイスキーとならず現在の基準ではブランデー扱いになるようです。原料が違いますね。


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↑手前でなんだかおいしそうにグラスを揺らしている人が創業者「鳥井 信治郎」氏、向こう側が「佐治敬三」氏。佐治という姓を名乗っておられるが、鳥居氏の次男だそうです。


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というわけで、ここはサントリー山崎蒸留所。大正12年天王山のふもと、というより木津川、宇治川、桂川の三川が合流し淀川となる湿度が年がら年中高いこの場所こそ、サントリーが本格的にウイスキーの製造を始めた場所なのであります。

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO 12mm/f2.0、 45mm/f1.8 、SIGMA 60mm/f2.8 DNほか ※次回は工場内を掲載予定