さて、サントリー山崎蒸留所 工場見学の旅立ちは↓この出発ゲートエリアから。


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ええと、気の効いた工場見学レポートでも書ければいいんですが、すっかり忘れてしまったので適当に説明しておきましょう。↓これは仕込槽(102,764リットル)で、粉砕された麦芽(ばくが)が麦汁(ばくじゅう)に変わるところ(だと思う)。 


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バクという音は若い衆言葉で「爆」がよく出てきますが、爆汁、爆芽では飲む気になりませんね。さて↓下は木桶槽。上のステンレス槽と違って様々な乳酸菌が住み着いてて、他にない豊かな味わいにつながるそうです。


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そして↓これがポットスチルという蒸留窯。同じ形がありませんね。この形の違いによって出来栄えが違い、そうしてできた多様なモルトをブレンドしてウイスキーに仕上げていくんだそうです。


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↓さあ蒸留窯からモルト(無色透明)がジャボジャボと↓手前の四角い箱に取り出されています。無色透明、あの琥珀色はこの後樽詰めされ、その貯蔵樽の中で生まれていくんですね。


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年代や樽が違う沢山の樽が眠っている貯蔵庫。このときはひんやりしてましたが、冷房ではなくゆっくり空気が入れ替わるので、まだ冬の空気なのだそうです。樽も素材や新しさによって熟成が変わるそうです。


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眠っているというのが正しいのか、この貯蔵が熟成をもたらし、琥珀色の芳醇なモルト原酒。↓色が濃く熟成が進んだ方が量が減ってます。


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さて、こうしてできたモルト原酒をブレンダーさんがテイスティング。製品としてのウイスキーに仕上げていくんだそうです。


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そして、この工程見学が終わるとお約束の試飲。サントリウイスキー「山崎」と、山梨県の蒸留所白州でブレンドした「白州」のハイボール。希望者にはストレートも。


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味のわからない私でも、「山崎」は熟れた果物のよう、「白州」は森林から取れた木材の様な明らかな風味の違いを感じることができました。しかも、ハイボールって実はこんなにおいしい!ってことも初めて知りました。

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO 12mm/f2.0、 45mm/f1.8 、SIGMA 60mm/f2.8 DNほか ※山崎蒸留所見学は要予約(サントリーホームページ参照)