蚊蜻蛉おやじの影撮り草子 かとんぼ

か弱くも空を飛ぶ蚊蜻蛉(かとんぼ)オヤジがあっちこっちで撮った写真をアップしています。(管理人:TAAさん = KATOMBO-OYAJI)

奈良

早春 初瀬の街道をゆく(伊勢街道) ~ 木々に花、道に風 /奈良県桜井市 | Panasonic Lumix GX7

頸椎痛で眠れぬこともできない夜に書くブログシリーズ 第二弾。首肩も棒が刺さったようだし胃も痛くなって何だか連鎖が起きているよう。起きていると今度は腰がきしみ始める。これが遺作になるかもなぁ・・・

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まあ、ともあれ壊れかけている体の痛みを感じられるということは、明らかに生きているってこと。生老病死は「生」の一形態なので悲観することでもないってこと


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横になると首も腰もギシギシきしみだすけど、こうして歩けるということは幸せなんだなぁと思う。そうやって楽しく歩くと、なんだか景色もそれに応えてくれるように思うのであります。


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さて桜はまだまだ先ですが、こうして伊勢街道初瀬の谷間を歩いていると、川横の斜面に


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畑の中に、田んぼの脇に・・・丘の傾斜地に、花の樹が暖かそうに輝いているじゃあありませんか。


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派手なペンキ塗りたての赤鳥居をめざし登り、そしてまた国道に降りて、川に降りて、


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振り返れば陽光を透かして花びらが光ってる。ちょっと前まではそこいらで見かけなかった色ですね。


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秋、自然が織りなす彩色に食欲はそそられるけど、ちょっと寂しさも。
でも春のそれは無条件に心がうきうき躍りますね。


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体内で発令されるのが「冬ごもり」信号か「繁殖」信号かちゅう違いかな。 ところで、この柑橘系は秋の色かしらん? まあいいか。


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むちゃくちゃ自己主張の強い色ではないし、背景に緑のバックアップを得られないところが、春の少し弱々しい風情。


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まだ緑に覆われていない殺風景の中で・・・そうそうああ、あれだ。ツアーのガイドさんがかざす小旗のよう。


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さあ季節よ、野の花よ草よ、我についてまいれ・・・と春の信号旗を掲げてるように感じます。

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH., M.ZUIKO 45mm/f1.8, SIGMA DN 60mm/f2.8ほか 十二柱神社~白山神社~春日神社~玉列神社(桜井市)

早春 初瀬の街道をゆく(伊勢街道) ~ 狛犬さんたちの春 /奈良県桜井市 | Panasonic Lumix GX7

正直、大変なことになった。頸椎が痛くて首が回らないし、寝返りも打てず痛みで眠れない。早く帰宅したが横になるとかえって痛くなり、でも朝まで起きているわけにもいかず・・・ブログでも書いて寝たり起きたりして朝を待とうか・・・。

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狛犬さん。毎度よく出てくるキャラクターだけど、稲荷のキツネさんと並んで、結構TAAさんが好きなキャラクターなのだ。何より、そこいらにいっぱいいる。


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生物なら、稲荷のキツネさんと並んで、国内ではそこそこの繁栄をしているといっても良い。(↑春日神社)


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さて、今日は奈良から伊勢を抜ける伊勢街道を歩く。昔はにぎわったメインストリート。伊勢までいかなくても貴族が詣でる場所は街道沿いに幾つも。


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近鉄長谷寺で下車、普段なら初瀬川の谷まで降りて右へ曲がり、長谷寺の門前町を行くんだけど、今日は逆へ歩いてみる。


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そのまま伊勢街道を西へ進めば大神神社(おおみわじんじゃ)へいくけど、今日はカラダが重いので朝倉の玉列神社(たまつらじんじゃ)まで。


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はいはい、狛犬さん。いつも口を開けた「阿形(あぎょう)」、閉じた「ん形」のペアで入り口を眺めてる。


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五十音、ことばのはじまりは「あ」。そして「ん」で終わる。だから何なのかよくわからん。みんなで考えよう。


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↑歯をむいて威嚇しているというより、こういう愛想の良いワンコスタイルのもいて思わず頭をなでたくなる。


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ただケルベロスのように化け物じみた恐怖生物じゃなくて、歯も牙じゃなくて、なんとばるまあるいボディーで、親しみがあるのが日本の!狛犬さんなのだ。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH., M.ZUIKO 45mm/f1.8, SIGMA DN 60mm/f2.8ほか 十二柱神社~白山神社~春日神社~玉列神社(桜井市)

木造五重塔現存世界最古 国宝五重塔(西院伽藍)/奈良県生駒郡斑鳩町 | Panasonic Lumix GX7

昨日今日(2/22-23日)と、京都市内は風が強かったんですが、どうも空気は少し温かみがあるようで

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花の写真でも撮れないものかと歩き回ってきました。


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でも、在庫がまだだいぷあるので今回は二週間ほど前の、結構空気の冷たかった斑鳩の景色を掲載しておきます。


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これら法隆寺西院の伽藍は700年の初めころにはもうここにこうして建っていたらしいですよ。


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法隆寺は広大な敷地と多数の伽藍が残っていますが、武家の時代に立てられた京都禅宗の大寺と違い
 


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比との修行の場、研修道場という感じではなくて、どっちかというと神殿のようで造りが凝っていてよいですね。


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↑五重塔の上に建つ相輪の根元に4本の鎌というのも法隆寺だけのよう。雷除けの意味があるらしい。


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梅は奈良も京都もこんな感じ。ロウバイの香りが消えていくかわりに白梅のさわやかな香りがもうじき・・・

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6, Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025, Panasonic LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH

高度成長期、聖徳太子は一万円の代名詞、透かしは法隆寺夢殿(ゆめどの)だったのさ/奈良県生駒郡斑鳩町 | Panasonic Lumix GX7

「あの誰でも知っている法隆寺夢殿」って・・・

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かつては
そうも言えたんですけど・・・。   (↓法隆寺東大門 門の向こうに東院伽藍 夢殿)


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おぢさんたちがまだ小さい頃、初めて1万円札という高額紙幣が発行されました。


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これが高度成長期に飛び交った一万円札初号機で、デザインは聖徳太子!
  (↓法隆寺夢殿)


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なので昔は「封筒いっぱいの聖徳太子さん」みたいな使い方、ありましたよね
。 今は諭吉はん。 


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聖徳太子はんの一万円札のど真ん中、ここに「透かし」として入っていたのが「夢殿」


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ちなみに今は、1000円のデザインは漱石はんで5000円は一葉はんですが、透かしも同じ肖像。


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その初代1万円紙幣聖徳太子はんも、1986年(昭和61年)には引退。1984年(昭和59年)から利用開始された諭吉はんも2代目・・・すでに30年が経ったのですねぇ・・・

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8, M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6, Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025, Panasonic LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH

奈良の大仏さん 盧舎那大仏像(るしやなだいぶつ)東大寺/奈良市  | Panasonic Lumix GX7

1,300年前、ここは極彩色の大空間で、更にその中にはまばゆいばかりに黄金の光を放つ見たこともないほど巨大な大佛があったんでしょう。


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現代人が見ても相当立派で圧倒される大仏殿と大佛なんだから、当時の人がここに初めて立ったら、現代人が月へ行ったぐらいの感動があったかもしれないな。


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神様や仏様は大きいほど良い、と勝手に思っている。なぜなら、人間はでかいものの前では仰ぎ見揚げて「ほぉ~っ」というから。言うだけじゃなくて何かハートの覆いが取れるでしょ。


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例えば、神さんの前で拝んでいたら、神々しい光が輝き、荘厳な音楽が奏でられ始めた。そこで光の中から現れたのが金色のアリンコ一匹だったら・・・はあっ?と見下ろした目といっしょに見下げた心も一緒に生まれる人がい多んじゃないか。


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手をブラりと下げ口を開け見上げた姿勢は無防備そのもの。その心の隙が「隙を見せられない」と思ってる人には大事なのかも。


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まずは心の鎧を脱がないと受け入れられない教えも世界も真実もある。剣を構え盾を立て身構えて授業は受けられない。「来るなら来てみやがれ」は勇ましいが、100%排除してやる!という構え。


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救いを強く求める人ほど、なるだけ心を守りたいから厚い鎧を着ている。なので意固地にも頑固にも狭視野にもなり、柔軟さも許容力も冷静さもなくなる。



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守って守り切れないまでも、被害を抑えられるならやはり守ってしまうけど、そうするうち、知らず知らず大事なものまで「入る事」を強く拒むようになっていくんじゃないでしょうか。


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しかし、守っても無駄なほど圧倒的なもの、その前では無力だ・・・と感じられるものの前で人は、救われるのに邪魔になる鎧が吹き飛んでしまう。そしてこうべを垂れ、そこから心の内へ向けての流れが生まれるんでしょうね。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6、Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025ほか

東大寺大仏殿/奈良市  | Panasonic Lumix GX7

先の金閣寺(鹿苑寺)と違って、奈良公園はよくこのブログに登場する。

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だって、愛らしい鹿さんたちがいるし、

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マッチョな仁王さん(金剛力士)もいるし、


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でかい門に大きな塀がそびえたってるし、


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何時も観光客でにぎわってるし。 こりゃ金閣も同じか。あそこはいつも外人さんがいっぱいいるね。


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そいで塀よりも門よりも大仏殿はでっかいし、


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笛吹童子はいつも笛吹いてるし、


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そうそう、やや不気味な賓頭盧(びんずる)さんもここにいたよね。

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そして何より、そうそう何より、ここにおわすは・・・ (以下次号)
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6、Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025ほか

かげる冬庭に紅散らすセンリョウ ~ 香藕園(こうぐうえん) | Panasonic Lumix GX7

クリスマスの装飾でおなじみの

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柊(ヒイラギ)やピラカンサと同じカラーリングのセンリョウ。めちゃ和風な低木だ。

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濃い緑に鮮烈な赤のカラーリングとは別に、センリョウ科(せんりょう)、モクセイ科(ひいらぎ)、バラ科(
ぴらかんさ)とグループは別々

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↑上の写真の奥に映っている濃い赤の実が付くのがマンリョウでこれがヤブコウジ科らしい。

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冬の曇り空の明るさでも存在感を示すように、もともと半日陰に育つ。確かにこの背の高さで日当たりを求めるのはきつい。お互い日陰で強く生きていこう。

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写真にするなら少し雪をかぶっている姿がステキな気分だけど、もともとあまり寒さには強くはなく、時折そうなるぐらいの地域が適しているらしい。

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 +  Olympus M.ZUIKO DIGITAL 12mm, Panasonic Lice SUMMILUX 25mm,VARIO

冬の庭の風情 ~ 香藕園(こうぐうえん) | Panasonic Lumix GX7

特にこの日は重たい曇り空、冬の庭は色も落ちて若葉のさわやかさもあでやかさもない。

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かといって風情も趣もないかというと、決してそうではない。

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むしろ色で誤魔化せない墨絵のように、あるいは枯山水のように、
春夏秋以上に人の想像の自由に任せるところがある。

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「殺風景」という言葉は、「 眺めに情趣が欠けていたり単調だったりして、見る者を楽しませないこと。また、そのさま。(コトバンク)」
ということらしいけど・・・


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「普段普通と思っている季節の華やぎを殺して、自由に想像できる風景をつくるという冬の思いやり・・・ちょっと強がりか・・・。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 +  Olympus M.ZUIKO DIGITAL 12mm, Panasonic Lica SUMMILUX 25mm,VARIO

長谷寺(真言宗豊山派総本山)/奈良県桜井市初瀬 | Panasonic Lumix GX7

さて、掲載する写真も品切れなので、またウダウダと蔵出し写真を並べて眺ますねんや。

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写真はしばらくしてから眺めた方がゆっくる眺められますねん。

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眺めるのはだいたい撮影日から数日の後であることが多いです。

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自分の下手くそな写真では新しい記憶に対して違和感満載。うまく撮れてない感でがっかり。

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記憶というのは写真のように高精細度で記憶記憶しているわけではなく、ポイントポイントを上手にメモリしてる。

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そのポイントを外してこの二次元の面にうまく記録できないと違和感になると思いますねん。

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記録ではなく記憶、そして印象・・・なかなかそれができないのであります。

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そこで数日おくと、実体験の鮮烈な記憶も次第に適度にぼんやりしてくるし・・・

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パソコンのハードディスクに置いてあった写真データも、いつしか発酵していい味だしてくる・・・・ような気がする。現実の記憶が薄れて写真の方が相対浮かび上がってくるだけなんだけど・・・ね。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX G 14mm/f2.5, 20mm/f1.7 , M.ZUIKO 12mm/f2.0

奈良公園で艶やかな紅葉を愛でる | Panasonic Lumix GX7

奈良公園の冬は霜降る枯野の世界で、

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そう、ピークにに寒い頃の山焼きや、まだまだ寒いじゃんのお水取りを経て。。

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新たな命萌ゆる春を迎えるのであります。

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そしてこの紅葉の季節は、その前の盛大なお祭りのごとく

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木々に空にそして地表に

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艶やかな色をちりばめて。

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自慢の衣装で着飾った自然界の総踊り。

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そんな季節の大祭にひとのDNAも素直に反応して、
盛大な紅葉の下には、近隣全国いやいや世界から繰り出した家族連れであふれてます・・・。

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移り変わる季節に思うけど、人間は自然が作るこうした色に反応するようにできてますね

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青い空や青い海の色なども含め、鮮やかな色に自然界が染まるときは、

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おそらく自分にとっていろんな意味で最高に良いタイミングなんですね。なので活動しろと体が騒ぐのさぁ。
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX G 20mm/14mm , M.ZUIKO 12mm/45mm etc.

奈良公園で鹿と戯れる人を見る | Panasonic Lumix GX7

奈良公園と言えば・・・鹿でしょ。

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やっぱり鹿の写真撮るでしょ。

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子供を入れて鹿の写真を撮りたいでしょ。

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鹿シャメしたいでしょ。シャメってまだ言ったっけ。J-PHONEが懐かしい。

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のそりと出てくる鹿に驚くでしょ。↑こりゃ子鹿だ。

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どっしりと構えた鹿にビビるでしょ
そう!ここは奈良公園!
PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX G 20mm/f1.7 , M.ZUIKO 12mm/f2.0, LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6

興福寺周辺の人出はけっこうありました。 | Panasonic Lumix GX7

新しいカメラ(Lumix GX7)とレンズの慣らし運転に奈良公園を歩いてみました。(↓奈良ホテル)

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新しいカメラ(GX7)というのは、これまで3年近く使いこなしてきたもの(NEX-5N)と違って、

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なかなか手になじんでくれません。3年も使うとサッサッサッとほとんど考えずに指が動くものですけれど

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頭で考えたり思い出したり・・・そういうことが間に入ると撮影に集中できません。

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リズム・・・う~ん、ベテランみたいなこと言うな。でもそうなんですよ。挙句、なかなか設定変更できずイライラしたり。

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カメラを始める前は、ほとんどオートで、ちょっと露出やたまにフォーカスいじるくらいでしょ・・・みたいに考えていたんですけど

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それそれのシーンで結構ちょこちょこいじらないとうまく撮れないことが多かったり。イジって失敗してるのも多いけど・・・(=_=)

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天気もさえないし、だんだん面倒くさくなってきて↑「イフェクト」とかいう機能で遊んだり (↑興福寺南円堂)

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イフェクトで遊んだり、イフェクトで遊んだり・・・ なかなかカメラがなじまない・・・

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で、しつこくイフェクトで遊んだり(イフェクト:インプレッシブアート:南円堂) ・・・ 今日もトボトボ家路につくのです。

PHOTO: Panasonic Lumix GX7 + LUMIX 14mm /20mm/ 45-150mm ※ソニーの絵画調HDRが用途や使い勝手などの面で素敵なんだけどなぁ

またの名を業平寺 ぎょへーっ!なりひらって読んでください!不退寺(ふたいじ)/奈良市法蓮町 | SONY NEX-5N

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在原 業平(ありわらのなりひら:825年~)さんが建てたので
業平寺とも呼ばれているそうです。

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業平さんと言えば「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くゝるとは」でしょ・・・つぅか、この歌しか知りません、すいません。

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↑不退寺の南大門は左右になで肩の御所塀を抱えた鎌倉時代末期のもの。上の写真中央に見えるカエルのおマタのような構造物、名前がカエルマタ・・・そのまんま。

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あっ、すいません。木陰にネコさん。

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↑不退寺の本堂(鎌倉時代) 写真がまずく藪の中にあるように見えるけど、境内はよく整備されており四季折々の花が境内を飾ることで有名です。

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もう蓮も遅いですかね。しかも午後には花を閉じますが、何輪かはまだ開店してくれてました。

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そんなに広い境内ではないけど、南大門の脇からこうして池越しに多宝塔を見ることができます。

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時折広がる波紋を眺めていると、こんな緑色のタイルか宝石のように見えたりします。
※このブログの写真はすべて、クリックすると拡大表示いたします。PHOTO:SONY NEX-5N + 19mm/30mm/50mmほか

曼珠沙華と海龍王寺(かいりゅうおうじ)と怪獣王子/奈良県奈良市法華寺北町 | SONY NEX-5N

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ある偉いお坊さんが、唐から日本への帰途、暴風雨に遭った際に海龍王経を唱えて救われたことから、海龍王寺は遣唐使の渡海安全祈願を営むようになったそうです。

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現在も旅行や留学で海を渡る多くの方々が参拝に訪れており、参拝された方々の渡海の安全を日々祈願しています(海龍王寺ホームページより)」・・・だそうです。

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あの・・・全く関係ないのですが、TAAさんが幼い頃「怪獣王子」という実写冒険ドラマがありました。怪獣という言葉が一般化する前ならおそらく恐竜王子という名前だったでしょう。

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怪獣王子は飛行機事故で流れ着いた幼子を、なんと恐竜が食わずに育てるという設定で、成長した王子はブーメランを武器に宇宙人と戦うのです。はあっ!?

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まあ育てた恐竜は草食系のブロントザウルスなので食わないのはいいにしても、幼子にどんな葉っぱを食わして育てたとか、ブーメランをその子がどうやって創作したのか・・・なんてことを考える方がアホでしょというくらい荒唐無稽なドラマでした。好きだったけど。

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また、この手のジャングルモノにはお約束の雄叫び、これが「オ~ラァ~ッ!」。そうそう、このオーラー!は小学校ではやったよなぁ。なんて無駄話を書き綴っているうちに今日はおしまいです。
※このブログの写真はすべて、クリックすると拡大表示いたします。PHOTO:SONY NEX-5N + 19mm/30mm/50mmほか

明日香村稲渕の案山子ロード/ひがんばな祭り(その2) | SONY NEX-5N

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さて明日香村は稲渕の棚田で開催されている、恒例の「案山子ロード」(8月の末から11月の終わり頃まで)。今年のテーマは「田んぼの神様・田んぼの生き物」です。

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夏のへばりが出ている老体にエナジを注入してくれる「畑の神様と畑の生き物」の皆さん方です。

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案山子の本来の相手は鳥類、特にスズメやカラスなど何処でもでお馴染みの連中。

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渡航にカラスなぞは頭が良いので田んぼに変わったものがあってもすぐに慣れてしまう(害のないものと認識)ようです。

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一週間に一回でも案山子のふりをして突然暴れまわるなどのパフォーマンスをすれば効果は持続するらしいのですが、もともと田んぼ以外にも忙しいこの時期です。

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せめて田んぼの番は案山子に任せておきたい。週一回案山子と交代で案山子やる閑なんぞない秋の大事な時期ですよね。

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近所の国道沿いに数体のヒト型案山子が一列に並んでいる田んぼがあるんですが、夜中にクルマで走ると突然ライトに浮かび上がって結構不気味らしいです。

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とりも獣も人間もお互い様ですが、突然目の前に生き物系が飛び出してくると怖いですね。ワンコの散歩でも、ばったが跳ねるとうちのワンコは突然びょん!と跳ね飛びます。

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さて世は何が次は飛び出してくるかわからない緊張の連続。ここの案山子は脅かすんじゃなくて、そうして疲れ果てた人の心をいやすためにここに立っている・・・といえば如何にも結び的でしょうか。
※このブログの写真はすべて、クリックすると拡大表示いたします。PHOTO:SONY NEX-5N + 19mm/30mm/50mm, Nikon1J1 + 30-110mm 撮影場所:奈良県明日香村稲渕

明日香村稲渕の案山子ロード/ひがんばな祭り(その1) | SONY NEX-5N

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三連休二日目、疲労感でいっぱいの体を引きずって明日香村までやってきました。とても暑かったですが、一か月前の明日香、わか雨が路面でもうもうと水蒸気に変わる・・・あの暑さではもうないですね。

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ここ稲渕は棚田の美しいところ。石舞台古墳から南へ2キロほどの場所。今回は 飛鳥駅で「飛鳥稲渕の棚田と案山子ロードを訪ねて」というハイキングマップを配っていただいてたので、それに従って飛鳥駅から4キロ弱のコースを歩きました。

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↑まあこんな感じ。暑さのせいか夏の疲れか、動かない体を引きずって歩いてきました。写真的には頑張る根性がなかったので適当にスナップです。

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紅白ですね↑。「紅白のひがんばな」とか書くと苦情がでるかもしれません。

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良くはわかりませんが、赤いのは曼珠沙華(ひがんばな)、黄色い↓のがショウキスイセン(鍾馗水仙:リコリス)、その二つの交配種でショウキスイセンの仲間が白い方なんだそうです。

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まあ、どっちもヒガンバナ科なんだからよく似てるんで、素人的には色の違いだけしかわかんないですよね。

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基本で自然なのは赤、田んぼの畔の緑と色づき始めた稲穂、この季節のコントラストですわー。

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さて、この稲渕の棚田をめぐる道は毎年恒例の「案山子ロード」になっています。
8月の末から11月の終わりまで、今年のテーマは「田んぼの神様・田んぼの生き物」。いくつかとってきた写真は(その2)でアップします。
※このブログの写真はすべて、クリックすると拡大表示いたします。PHOTO:SONY NEX-5N + 19mm/30mm/50mm, Nikon1J1 + 30-110mm 撮影場所:奈良県明日香村稲渕

台風(18号)一過 平城宮跡を歩く ~ 東院庭園→小子部門→朱雀門 | SONY NEX-5N

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関西地方は早朝まで暴風雨。お昼ぐらいにようやく日差しが見えてきたので平城宮跡にウォーキングに行きました。

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風は結構強めで、まだ台風の影響を強く感じます。

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東院庭園は平城宮の遊宴の場。ここでの宴会は華やかだったでしょうね。

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平城宮跡はだいたいちょっと殺風景なのですが、よくよく考えるとこんな広大な場所を手の込んだ庭園化してしまうと維持費が大変。で、手のかからないように殺風景にしてる?んでしょうかねぇ。

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↑平城宮の南側には幾つかの門がありましたが、ここはその一つ「小子部門(ちいさこべもん)」跡の復元された基壇。少子化対策部門とは関係ないと思います。

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小子部門から東を見れば建部門の向こうに若草山。その下には東大寺大仏殿の大屋根と二月堂の屋根が見えますね。一月の終わり頃ここに立っていれば山焼きが見えますよ。

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広大な平城宮跡の大部分、こんな草↑に覆われていますが、台風の影響で草むらはほとんどが冠水。普段歩ける小道も長靴がないと歩けませんでした。

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↑水路もあふれてこんな感じ。

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↑ドド~ンと、何の工夫もない朱雀門の写真。一応正面の奥に大極殿が見えてます。

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広い、でかい、あと草むらばっかし・・・。それでも2,3週間前ならこんなにのんびり歩けなかったでしょうね。暑いんですよ、ここ。日陰がないでしょ。

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次の週末はきっと完璧に秋ですね。秋晴れ連休になることを期待しましょう。

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来週は行事が二つあるから自由日は1日。久しぶりに明日香にでもいってみるか。つか、先月雷雨の明日香を走ったよね・・・。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SIGMA 19mm/f2.8, 30mm/f2.8, SONY 50mm/f1.8, TAMRON SP AF90mm/f2.8Di

雨に打たれる石塔群と石仏たち(その2)・・・多田来迎寺/奈良市(都祁)来迎寺町 | Nikon1

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神社ではあまり「死」ということについて考えないけれど、そういってお寺で考えるかというとそうでもない。

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でもお寺さんは神社より「死」について関わりがある。ここは鎌倉室町時代の有力者関係のお墓というが、こうして宝塔(墓石)に囲まれているとなんだか亡くなられた方々と世間話でもしたくなろうというものだ。

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最近室町幕府の権威が落ちてきたとか、民主党は個人個人は立派な方もおられるけど、党になったら全然だめねとか。

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そんなことを考えていると、室町の将軍と安倍総理は世間話的には同格であり、また時代は違うけど日本サミット度からみれば同じようなもんだということになる。

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たまには室町時代の人たちと話をしてみるものだね。それに、「死」がもっと身近で「生」がもっと大事な時代の人と話すのは今の時代とっても有意義じゃないか。

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平和な世の中だとどうしてもお墓に近いのは我々年寄りだが、ここに並ぶお墓は寿命をまっとうした人はどのくらいの割合なんだろう。


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こんなことを考えるのは、やっぱり自分はお墓に近づいてきたからなんだろうか。ちなみに、自分は墓なんぞに入りたくないので、墓に入れたら化けて出るとかねがね言っている。

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千の風にはなれないので、千の灰に散って千人の人たちに吸い込まれタンと一緒に吐き出されるということを繰り返すのではないだろうか。おお一つの地獄絵図じゃ。

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一人寂しい墓地の中で写真を撮っていると下らんことを考えてしまうものだ。ともあれ古い墓地は良いものだ。静かにお眠りの皆さんにはご迷惑だろうが、またお邪魔したら付き合ってほしい。
PHOTO:ニコンNikon1 J1 + 1NIKKOR 18.5mm f1.8, 10mm f2.8, FT1+AF-S DX 35mm f1.8
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雨に打たれる石塔群と石仏たち(その1)・・・多田来迎寺/奈良市(都祁)来迎寺町 | Nikon1

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奈良市内・・・なんだけど、奈良市も意外に広くて2005年に山辺郡から編入されたここ都祁(つげ)までやってくるのに市内からクルマで一時間ほどかかりました。

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めったの乗らないクルマだけどこの土曜日は雨模様。日曜日も続いて雨らしく、二日もウダウダしてるのもなんなんでやってきました。お寺の名前としてよくある来迎寺だけど、特にここが有名かどうか知りません。(↑向坂と書いてある寺近くの石標)

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↑雨で石段が光っています。多少の雨であれば深い木々が傘になってくれますが、この日の雨はそうはいきませんでした。(↑右端は下馬石) でも、なんかひなびた感じがかなりステキなお寺です。

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お寺に登る石段の脇には↑↓こんな古びた石仏が雨に打たれています。もう色づいている稲田に囲まれた小山にある来迎寺、雨と風の音しか聞こえません。

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気味が悪いんじゃないの?と聞く人もいますけど、薄暗い雨の中で石仏の前にしゃがんで一心にシャッター押してるオヤジの方が不気味でしょう。

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まあ、こういう写真をアップしていても共感を呼ぶかというそりゃ疑問でありますが、いいじゃん独りよがりで。だって好きなんだもん。

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これ、何気に雨ざらしで風化してはりますけどね、鎌倉時代から室町頃のお地蔵さんですよ、きっと。何か語りかけてくれないかと触ってみますけど、残念ながら何も聞こえません。

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この石仏さんたち、よく見ると優しい顔をしていてね、鎌倉室町の頃って結構楽じゃなかったとは思うけど、それなりに気持ちのやさしい人が彫ったのではないかなぁ・・・と勝手に思っている次第です。ここを去る頃雨が小やみになってきました。
PHOTO:ニコンNikon1 J1 + 1NIKKOR 18.5mm f1.8, 10mm f2.8, FT1+AF-S DX 35mm f1.8
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吉水神社から金峯山寺蔵王堂へ/吉野山 | SONY NEX-5N

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さて前回の水分神社(みくまりじんじゃ)を出て数百メートルほど道を下っていくと↓おおっ!ここに桜がちりばめてあればよく見る吉野の観光ポスター! 中央部の雲で影ってる所に蔵王堂の大屋根が見える。あそこまで歩くんだなー。

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横川覚範の首塚をすり抜け、竹林院でお庭を拝観し、やってきたのは↓吉水神社。

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↓これ見ると夜眠れなくなるなりそうだけど、自分だけそうなるのは嫌なのでここへ来た人は見てってください。能面です。

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吉水神社は、南北朝時代の南朝後醍醐天皇が居所としたり、頼朝に嫌われた源義経が静御前や家来たちと保護を求めて少しの間滞在したり(↓その部屋)、豊臣秀吉が大挙花見に押し寄せた時に基地にしたりと・・・歴史的に凄い場所なのです。

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いやぁ、ほんの数百年の時空を隔てて、そういう歴史的にメジャーな方々と同じ場所を共有しておるのかと思うと興奮してしまうのじゃ。静御前はやっぱり石原さとみでしょ。

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↑東南院の塔。もっと時代をさかのぼれば、かの女帝持統天皇も吉野フェチらしくあの交通の悪い時代に32回も吉野山に訪れているらしい。でも大海人皇子さんとの辛くも楽しい青春の一ページを過ごした地。強い思い入れがあったんでしょうね。

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本日の吉野ウォーキング、最後の場所はここ蔵王堂。え~、結構疲れたので写真はそこそこで。もう4時前というのに昼飯食ってなかったので、近所の店でパンとジュースを買いました。

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蔵王堂にも神社↓はありまして・・・あ、蔵王堂ってなに?蔵王権現を祀る仏堂とありますな。お寺・・・だったよなぁ。金峰山修験本宗(修験道)の本山。ま、宗教のことはよくわからんですが、そういう事みたいです。

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前回来た時は、何かここでイベントがあったようで全国のお寺さんの方々や、修験者の集団、顔を真っ赤にしてぶっ倒れそうになりながらほら貝を吹く人・・・など賑やかでした。でもこの日は、この山上でも狂ったような暑さ・・・それ以外は穏やかな一日でございました。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8

吉野水分神社(みくまりじんじゃ) /奈良県吉野 | SONY NEX-5N

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近鉄吉野駅を降りてロープウェイに乗り換える。降りたところで30分ほど待つと目立たない色のマイクロバスがやってきた。このロープウェイとバスは「吉野大峰ケーブル自動車株式会社」が運営する。この社名には若干の違和感を禁じ得ないが、従業員のみなさんはまじめに仕事をしていた。

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そのバスに乗り山道を25分ほど登ってった場所が「奥千本口」だ。奥千本というと自分には郷ひろみの「億千万、億千万」という歌声が浮かんでくるのだが、それとはまったく関係がない・・・と思う。千本は桜の樹の話だ。

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そのバス停からジジババを真っ向寄せ付けない悪意すら感じる真っ直ぐな急坂を数分登ると1枚目の写真の金峯神社。その脇からは↑大峰山へ通じる整備された遊歩道が伸びる。ここから30分ほど南へ行ったところに西行法師の庵があったそうだ。

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さて、先ほどバス停まで戻りさらに2Kmほど山道を中千本の方へ下っていくと↑吉野水分神社(みくまりじんじゃ)に辿り着く。ところで先ほどの西行法師だが、↓ここでお会いすることになる。西行についてはよく知らないけど、ググってみて感じるのは「こいつ文才が無ければタダの気まぐれでわがままな野郎」って感じが私にはする。

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「23歳で栄達の道も妻子も捨て、 世俗と決別して出家した西行。 吉野の山に隠棲し、高野山に庵を結び、 生涯の多くを漂泊の旅に費やした。 花を月を歌に詠み、 奔放で自由、そして率直な心象の吐露は、 800余年の時代を超えていまも現代人の心に響く(JR西日本ホームページ)」 確かに響くわ。娘がこういう輩と一緒になると言ったら死んでも止めないとなぁ。

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ところで水分神社は水をつかさどる「天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)」を祀るとある。先日行った大宇陀にもやはり有名な国宝の水分神社があるのだけれど、どちらも山の奥で分水嶺ような場所に会って公共交通主体の自分としては、歩けるうちに徒歩で訪問させていただこう。

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水分は「みまくり」と発音するが、どこぞの慌て者が「みごもり」神社と聞き違えた?ようで、子授けの神としても敬われているらしい。↑↓この殿の中には、その祈願やお礼詣りに奉納したとみられるベイビーなグッズが多くある。

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豊臣秀吉も5000人の家来と吉野の花見を楽しんだことがあるが、この神社にも訪れており、その祈願で秀頼を授かったという。その秀頼が現在の社殿を寄進(1605)したということだ。

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カビ臭ぁ~い匂いがする古ぅ~い神社がマイブームなんだけど、まさにここは最高!・・・だが、こんな気分を共有できる人は多分少ないんだろうなぁ・・・と世の無常を感じ、出家してここ吉野に隠遁したい気分にだんだんなってきた。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8

談山神社から飛鳥へ(前篇) 大化の改新ゆかりの「談山神社(たんざん)」/多武峰(とうのみね)

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さて、大化の改新ゆかりの地、多武峰(とうのみね)の談山神社(たんざんじんじゃ)全編なのです。ちなみに後編はもうアップしているので、この記事からのぞいた方は是非そちらもよろしくです。

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桜井駅から一時間に一本(未満)のバスに乗り、談山神社の手前「多武峰」のバス停で降ります。そこには談山神社東大門↓があって、↑乗物から降りろ!という石が置いてあるからです。ジジババじゃないと思う人はここから上り。ましょう。

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ここから10分ほど登れば談山神社社殿がありますが、小川沿いの坂道両側には古い石垣が多く残っていて、往時の壮大さがしのばれます。鎌倉・室町時代、あの強大な興福寺と豪族を巻き込んだ領地争いをずぅっとしていたというから、城郭としても相当立派だったでしょう。

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談山神社は大化の改新クーデタ、
藤原鎌足と中大兄皇子(のちの天智天皇)密談から「談い山(かたらいやま)」と呼ばれるようになった地にたつ藤原一族ゆかりの神社です。

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神社はどこもこの朱で建物を塗ってますけど、なんだかゆでたロブスターみたいで美味そうだ・・・と思う人はまれでしょうか。稀でしょうね。

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境内の奥に、このような遊歩道が作られていて、10分も山道を歩くと茶碗を伏せたようなぽこっとした小山に辿り着きます。遠方の眺望が良いわけではありませんが、周囲に見晴らしの効く凸地の頂上なら確かに秘密は守れそう。

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総社本殿↑を摂社の比叡神社から眺めています。

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↑十三重の塔を本殿側から眺めています。世界唯一木造十三重塔らしいです。13は「満る」という意味もあるようですが2、3、5,7、11、13・・・と続く素数6番目。検索してみると素数2~13重の塔はあるのに、4、8、10重などは日本国内ではなかなか引っかかってこないですね。

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そしてこれ↑が本殿です。拝殿側から見ています。ちなみに談山神社は、鎌足さんの長男が鎌足さんを弔うために開いたのが始まりです。

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これが何十畳もある拝殿(背中側が本殿)。↑向こう側は全部モミジの樹で秋のシーズンには観光客もカメラマンも殺到するので、こんなスカスカな絵は撮れないです。

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東宝庫↑。基本的に神社建築は背中以外は隙が無い(TAAさん談)。どっから撮ってもとっても綺麗なのだ。ちなみにこの朱が色落ちしたり、色抜しけてボロボロだったりするのも神社マイブームな私には何故かそそるのです。

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↑これは恋神社(摂社東殿)。神が宿ると言われている「むすびの岩座(いわくら)」 恋神社は鏡
女を祀りますが、彼女も天智天皇の妃から鎌足さんの正妻になったらしいですが、夫婦仲はいたって良好だったとか。でも「重臣に下げ渡すよ」といわれた当時の女性の気持ちってどんなもんなんですかねぇ。

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あと2,3か月もすれば多武峰はあでやかな紅葉で埋まります。おそらく9月になっても相当残暑が厳しそうですが、もしかしたら突然冬になるかもしれませんが、しっかりと移ろう季節を楽しむことにしましょう。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8

談山神社から飛鳥へ(後篇) 「気都和既神社(けつわき)」/明日香村

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さて、大化の改新ゆかりの地、多武峰(とうのみね)の談山神社(たんざんじんじゃ)を後にして、神社裏手の峠を一気に石舞台へ向け駆け下る。よく考えたら前篇がないが、それは後で考えよう。

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↑談山神社の比叡神社あたり
時刻は午後3時前、峰の西側からはしきりとゴロゴロという低い音が響いて気持ちが悪い。こりゃ降られるな。

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飛鳥石舞台古墳への道は急峻な峰を下る4kmの遊歩道。この道は5,6回目になるが最初の一回は30年前、自転車を担いで下ったっけ。

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空は暗くなり多武峰は黒い雲に覆われる。バラバラと雨が降り始めたので山中の神社で一休み。明日香村の気都和既
(けつわき)神社。

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ここいらは「もうこんの森」と呼ばれて。少し頭皮マッサージをしてみたが「毛根」という意味ではなかった。中臣鎌足が討った蘇我入鹿の生首が鎌足を追いかけたらしいが、「ここまでくりゃもうこんでしょ」というダジャレ落ち的由緒ある森なのだ。

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↑そうそう、本殿を全くとっていないけど、本殿よりこっちの座の方が味わいがあるし・・・何より雨が降っているので思うように撮影できない。ところで↓名産のカキはまだ小さい。幹をグネグネにするのは生産性のためだろうか。

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↓雨上がりの天武・持統天皇陵。公認の皇系古墳はこの画一的な様式でびちっと囲われているが味気ない。皇系と言われていても非公認であったり、他の被征服系領主であったりすると平気で登れたり柿木畑になっていたりする。亡くなっても地上では平等なんかではないのだ。

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ええと、石舞台の手前でザンザン降り。石舞台の休憩所で30分ほど雷雨を避けるがちっとも涼しくならず、熱を十分蓄えた路面はさっきから湯気を発し続けている。まだパラパラ雨降るサウナのような石舞台の公園を抜け3キロ半先の飛鳥駅へ向かう。

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↑いつもの亀石。行きがけ、いや帰りがけの駄賃に撮影。水を飲んでいる亀石には初めてお目にかかった。

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雨雲レーダアプリによれば、この日の雷雨は多武峰当方から湧き出し、石舞台で追い越して、西方大和高田方面へ移動したようだ。ちっとも涼しくならないけど炎天下は避けられた。クズ
の葉っぱ越しに明日香村。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8

桜井からバスに乗って大宇陀へ行く 奈良県大宇陀市松山地区 | SONY NEX-5N

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近鉄桜井駅で下車、多武峰(とうのみね)でも登ろうとバスの時刻を見ればあと2時間しないとバスが出ない。

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ははは、確か三月にやってきた時もおんなじことをやって,諦めて他へ行ったっけ。

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さてと、バス停の時刻表をあれこれ眺めてみると、一時間ほど待てば大宇陀へ行くバスが出るようだ。

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大宇陀へは近鉄榛原駅からの方が便利が良いが、まあ1時間でバスが来るならそれでもよいか。

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発車5分ほど前に小ぶりなバスがやってきて、私ともう一人老人が座る。結局620円の終点大宇陀までこの二人のための貸し切りバスだ。彼女とくればイチャイチャし放題だが・・・どっかの爺さんとイチャイチャする気は全く無い。

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↑蝉が多い。御影石に同化するようなセミさんだ。まるで石に浸み込むような・・・ おおっ!芭蕉の俳句の意味はコレかぁっ!? アホな、蝉が浸み込んでどうする・・・。

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それにしても片手ほどの観光客しか出会わない大宇陀市の松山地区。なんだか得した気分だが、そもそもこんな時期に観光してる方がおかしいのか?

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それにしても暑い。遠慮なくがぶがぶ飲料を摂取!子供の頃、こんなに豊富に自販機はなかったなあ。

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夏休みは一日に10円玉一個もらって、5円のキャンディーをおやつにして5円を貯める。

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3日ごとに、5円玉2個と10円玉で買う20円の高級アイスがTAA少年最大の贅沢だった。

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いつものように脈絡なく最後へ。一人涼をとる神社のベンチにアカネ↑が同席。暑くて死にそうな夏はいつまでも居座りそうな勢いだけど、あーそうだね、季節は行くんだね。
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PHOTO:SONY ALFA NEX-5N + SONY E 50mm/f1.8 , SIGMA DN E19mm/f2.8 DN E 30mm/f2.8 ,NIKON AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED, TAMRON SP 90mm f2.8
ギャラリ蚊蜻蛉(カトンボ)
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